腰を下ろして長く暮らす街には、スッと心が整理されて落ち着く、そんなスペースがあると嬉しいですよね。
そこで今回は栃木県小山市にお住まいの方や、引っ越しをご検討中の方に向けて「小山市立車屋美術館」をご紹介いたします。
栃木県小山市にある小山市立車屋美術館の概要
小山市立車屋美術館は、思川にほど近い小山市乙女地区にある美術館です。
この車屋美術館の特徴は、近代和風住宅を活用した美術館であること。
国の登録有形文化財に登録されている「小川家住宅」の保存・活用を推進するために整備され、米蔵を展示室として利用しています。
敷地内には展示室も含めて5棟の小川家の建築が保存されており、伝統的な建築や庭園を楽しめますよ。
一般的な常設展はありませんが、年間5回程度、さまざまなテーマに基づいた企画展が開催されており、さまざまな美術を観賞できます。
また美術品の公開だけでなく、ワークショップなどもおこなっており、美術を体験して学べるのも嬉しいですね。
美術館の観覧料は企画展ごとに異なるため、事前に確認しておきましょう。
●所在地:栃木県小山市乙女3丁目10-34
●開館時間:9時00分~17時00分
●休館日:毎週月曜日・第4金曜日・祝日の翌日・年末年始
●アクセス:JR宇都宮線「間々田」駅より徒歩約5分
●駐車場:あり(無料)
栃木県小山市にある小山市立車屋美術館の見どころ「小川家住宅」とは?
小川家住宅は、思川の乙女河岸付近で肥料問屋の「車屋」を営んでいた小川家が建てた住宅です。
江戸時代には乙女河岸付近にありましたが、明治時代になると鉄道時代の到来に合わせて、現在の間々田駅付近に移築されました。
敷地内には移築時に新築したものを含め、5棟の建築が現存しており、そのすべてが国の登録有形文化財に登録されています。
主屋
明治45年建築の、木造2階建て瓦葺きの純和風住宅です。
ほとんどの部屋が座敷ですが、2階の1部屋だけ洋室になっているのが見どころです。
主屋の周りには、日本庭園が巡らされており、和と洋の雰囲気を一緒に楽しめます。
米蔵
こちらは明治44年に建築された土蔵です。
先述のとおり、現在は美術展示室として活用されています。
肥料蔵
大正2年建築のものです。
当時としては珍しい洋風小屋組みの2階建て土蔵で、室内には小川家に関する資料が展示されています。
土蔵
明治27年に乙女河岸で建築されたとされる、瓦葺き2階建ての土蔵です。
梁に書かれた墨書や棟札から、明治44年に現在の場所に移築されたと考えられています。
表門
洋風の装飾が見られる、御影石造りの門です。
門上は瓦葺きとなっており、当時の和洋折衷の造りが伺えます。
観覧料は美術館とは別に必要ですが、一般は100円、高校・大学生は50円、中学生以下は無料で観覧できるので、気軽に訪れられますね。
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まとめ
今回ご紹介した小山市立美術館は、時期によって異なるさまざまな美術品と、小川家住宅の伝統的な建築を、一度に楽しめる貴重なスポットです。
休日のちょっとした文化体験や、心を落ち着かせる場所として、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
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