鹿沼(かぬま)市は栃木県の中央部やや西寄り、北関東でも中央部に位置しており、東京都心まで東武日光線やJR日光線で約80分と利便性の高い場所にあります。
また、市の約7割が森林で覆われ、古くから山岳信仰の場として数々の神社や仏閣が建立されてきました。
霊験あらたかな鹿沼市にある神社のうち、「今宮神社」と「賀蘇山(がそやま)神社」の魅力やご利益についてご紹介します。
鹿沼市でおすすめの神社~今宮神社~
「今宮神社」は鹿沼市だけでなく、京都をはじめ栃木県内など日本国内にいくつかあります。
そのため、区別して「鹿沼今宮神社」とも呼ばれます。
1849(嘉永二)年に建築された唐門「白木造四脚門」は、1958(昭和33)年に栃木県の文化財に指定されました。
龍の精緻な彫刻に圧倒されます。
1608(慶長13)年に現在の形に整備された「権現造(ごんげんづくり)」の社殿も、1992(平成4)に県の文化財に指定されました。
朱赤の社殿に施された彫刻は、唐門に比べ優雅で穏やかな雰囲気で、天界を彷彿とさせます。
鹿沼今宮神社と言えば、なんといっても毎年10月におこなわれる神社の例大祭、「鹿沼秋まつり」です。
正式には「鹿沼今宮神社祭の屋台行事」と言い、全面に彫刻が施された何組もの屋台が、市中から神社境内までを何時間もかけて繰り込み、繰り出します。
荘厳で華麗な祭りは2003(平成15)年に国の「重要無形民俗文化財」に指定され、2016(平成28)年にはユネスコの「無形文化遺産」にも登録されました。
昔から「病気平癒」と「縁結び」にご利益があるとされ、毎年多くの人が参拝に訪れています。
●所在地:栃木県鹿沼市今宮町1692
●定休日:なし
●アクセス方法:JR日光線「鹿沼駅」よりバス約5分(「久保町」下車)
●駐車場:あり(30台まで)
鹿沼市でおすすめの神社~賀蘇山神社~
賀蘇山神社は深い森の中にあり、古くから「尾鑿山(おざくさん)」と呼ばれて地域の人々に親しまれています。
尾鑿山は、実際には拝殿裏にあるのですが、その眺望は神社と一体になっているかのようです。
「遥拝殿」と呼ばれる拝殿は総けやき造りで、精巧な彫刻が施されており、(旧)粟野町の文化財として指定されています。
拝殿上の赤と青の天狗も一度目にすると忘れられません。
境内にある大杉の切り株は、樹齢1800年以上の日本一の巨木の切り株として非常に有名です。
1917(大正6)年の火災により残念ながら伐採されてしまいましたが、今も大切にまつられているのです。
また、賀蘇山神社は「黒だるま」でも有名で、「黒字になりますように」と商売繁盛を祈願する人が多く求めています。
ほかにも、家内安全・交通安全・医薬長寿を願う人々が多く参拝に訪れています。
●所在地:栃木県鹿沼市入粟野尾鑿713
●定休日:なし
●アクセス方法:東武日光線「鹿沼」駅よりバス約60分(途中乗り換えあり)
●駐車場:あり(100台まで)
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