お寺は、昔から地域の団結や文化の中心的存在でした。
お寺が伝える仏教の教えは、生活の向上やストレスの解消にも良いとされ、若い世代にも注目されています。
皆さんの住んでいる町にも地域で愛され続けているお寺があることでしょう。
今回は、栃木県鹿沼市にあるおすすめのお寺を紹介します。
鹿沼市でおすすめのお寺1:薬王寺
薬師如来をご本尊とする薬王寺は1261年から62年頃に創建され、江戸時代には朱印地10石を与えられたという記録があります。
また栃木県といえば日光が有名ですが、そのなかにある日光東照宮や祀られている徳川家康にも関係のあるお寺です。
徳川家康が亡くなると、遺言により久能山に埋葬されたあと、日光に改葬されたとされています。
薬王寺は、この移動のときに遺骸が一時的に置かれた場所としても有名で、当時の記録が現在でもお寺に残されています。
さらにこの周辺は、日光と江戸を結ぶ宿場町も整備され、地域の産業・経済・文化の中心としての役割も担ってきました。
見どころは本堂の彫刻です。
石塚知興の作品で、鹿沼の彫刻屋台も手掛けている名工です。
また、刀の匠として有名な細田家の墓もあります。
ご利益は御本尊によってかわり、薬王寺の薬師如来は病気を治して現実の世界で安らぎを与えてくれる仏様です。
ぜひ健康・安らぎと歴史を感じてみてください。
●所在地:栃木県鹿沼市石橋町1534
●開門時間:6時~17時
●アクセス方法:新鹿沼駅行きバスにて寺町下車、徒歩5分
●駐車場:あり
鹿沼市でおすすめのお寺2:光太寺
お釈迦さまから続く正伝仏法である曹洞宗のお寺です。
創建は1573年で、1592年に現在の位置に移転しました。
明治の初め頃に落雷による火災にあってしまいましたが、その後再建されています。
現在の本堂は1933年に建てられたものです。
このお寺の見どころは俳人・松尾芭蕉の笠塚です。
芭蕉が日光に向かう途中、このお寺に泊まった際に新しい笠に替えたとされています。
その数年後に、芭蕉が亡くなったという知らせを聞いたお寺は、供養のために笠を取り出して笠塚を建てました。
笠塚とは、「芭蕉居士 嵐雪居士」の文字が刻まれた大きな碑の後ろにある茶色の球形の石を指し、石碑に刻まれた「嵐雪」とは芭蕉の高弟のことです。
自然石で作られた碑で文字が見にくくなっていますが、歴史を感じることができますよ。
お寺で心身にやすらぎを与える坐禅会も開催しており、忙しさなどで疲れている人におすすめです。
●所在地:栃木県鹿沼市西鹿沼町81
●アクセス方法:新鹿沼駅から徒歩14分
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