多くの申し込み手続きが必要な不動産売買。
ポイントを絞れば、初めてでもしっかり流れを掴み、申し込みを行うことができます。
今回は、不動産購入を検討されている方に向けて、売買契約の流れと申し込みや必要なものなどをご紹介します。
不動産売買契約は大きくわけると5ステップ
不動産を購入される方の売買契約の流れは、大きくわけると5ステップあります。
流れは、購入申し込み、ローンの事前確認、重要事項説明、売買契約の締結、残代金決済・引渡しです。
一般的に不動産会社などが仲介として立つ場合、購入申込書に購入する物件の価格や支払い方法、ローン利用や、引き渡し時期などを記載して進めます。
購入申し込みに並行して行うのが、ローンの事前確認です。
金融機関や住宅ローンを取り扱う会社で事前審査を行っておくと、実際に融資が行えるか、またどの程度の金額を融資してもらえるのかを知ることができるので、必ず行いましょう。
その後、問題なく物件の購入申し込みが進むと、重要事項説明が行われます。
重要事項説明では、宅地建物取引士が物件の権利関係や法的制限、契約解除の際のルールなどを説明します。
事前にコピーなどを取り寄せ、重要事項説明で疑問に思ったことは話し合いましょう。
そして、売買契約の締結です。
買主様、売主様の合意のもと、売買契約書を作成し、不動産売買契約が締結されます。
売買契約書の項目は下記のものがあります。
・売買物件の表示
・売買代金、手付金などの額、支払日
・土地の実測、土地代金の精算
・所有権の移転と引き渡し
・付帯設備などの引き継ぎ
・負担の消除
・公租公課などの精算
・手付解除
・引き渡し前の物件の減失・毀損
・契約違反による解除
・反社会的勢力の排除
・ローン特約
・瑕疵担保責任
契約をする際の手付金の取り決めであったり、実際に土地が正当な価格であるか、物件に瑕疵(居住後に見つけた欠損など)があった場合の有責者の決定など、細かな取り決めをするので、しっかり確認してください。
売買契約時に必要なもの
必要なものは、下記のとおりです。
・印鑑(なるべく実印が望ましい)
・手付金(不動産価格の5〜20%が目安)
・売買契約書に貼る印紙代(1,000万円超5,000万円以下は1万円)
・本人確認書類
手付金は、契約の証拠や解約の際のお金、売主の債務不履行などでの違約金として用途があるので、高すぎず低すぎない金額を設定しましょう。
また、売買契約書に記載がありますが、買主に責任がない状態で住宅ローンの借入ができなかった場合は、無条件で契約を解除できます。
残代金決済・引渡し
まとめ
いかがでしたか?
今回は、不動産購入を検討されている方に向けて、売買契約の流れと申し込みや必要なものなどをご紹介しました。
売買契約の流れをおさえ、実際に契約する際は責任の所在を明らかにし、必要なものを揃えてスムーズな契約を結んでくださいね。
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