賃貸住宅では、フローリングのほかにもさまざまな床材が使用されています。
階下への音が軽減されたり、日常的なお手入れもしやすかったり、クッションフロアには暮らしやすさを感じる魅力が多くありますよ。
今回は床材のなかでも「クッションフロア」に注目し、メリット・デメリットをご紹介します。
賃貸住宅の床材に!「クッションフロア」のメリットとは?
賃貸住宅にも使われる「クッションフロア」とは、塩化ビニールの床材です。
間取り図では省略して「CF」と記載されていることもあります。
<クッションフロアのメリット>
・階下に音が響きにくい
クッション性がある素材なので、室内を歩くときや物を床に落したときなど、上階から聞こえてくる生活音や、下の階への音の配慮も軽減できる。
・高い防水性
賃貸住宅でもキッチンやトイレ、洗面所などによく使われています。
・お手入れがしやすい
多少の汚れは水拭きできれいにでき、油汚れが気になるキッチンでも中性洗剤で簡単に落とせます。
通常のごみやほこりをとりのぞく掃除もラクですよ。
・デザイン性
フローリングに似た木目調だけでなく、大理石調など、多彩な表面加工ができる床材なので、クッションフロアを採用した賃貸住宅はおしゃれな印象を感じます。
賃貸住宅の床材に!「クッションフロア」のデメリットとは?
利点が多い床材のクッションフロアですが、デメリットもあります。
クッション性があり柔らかい特徴により、耐久性の面で注意が必要です。
たとえば、賃貸住宅への引っ越しや模様替えの際に、家具の移動で引きずると、クッションフロアが損傷しやすいので注意しましょう。
また、長期間、重い家具を置いておくと、へこみ跡がつく可能性があります。
水に強い床材ですが、湿度が高い場所では接着剤がはがれることがあるのも注意点です。
その場合、カビが発生することがありますが、十分な換気をすれば予防できます。
まとめ
賃貸住宅に使われる床材「クッションフロア」のメリット・デメリットをご紹介しました。
防水性やデザイン面に優れ、もし家具のへこみ跡がついても、通常使用によるものなら、原状回復義務の費用負担にならない場合が多いです。
賃貸住宅のお部屋選びでも、注目したい魅力的な床材といえそうですね。