賃貸住宅では、さまざまなお部屋のタイプがあります。
物件情報などで「メゾネット」タイプというお部屋を見かけますが、実際にはどんな特徴があるのでしょうか。
今回は、混同されやすいロフトやテラスハウスとの違いや、メゾネットの賃貸住宅を選ぶメリットなどをご紹介します。
賃貸住宅で人気の「メゾネット」で暮らすメリットとロフトやテラスハウスとの違い
「メゾネット」とは、室内に内階段があり、集合住宅でありながら、居住空間が2階建て以上の複層になったタイプです。
まるで戸建て住宅のような住み心地を味わえるのが魅力です。
メゾネットとイメージが似ているタイプに「テラスハウス」があります。
大きな違いは建物の造りです。
テラスハウスとは、2階建て、または3階建ての戸建て住宅が、壁を隔てて横に連なっている連棟式で、"現代的な長屋"というとイメージしやすいかもしれませんね。
また、「ロフト」も混同されやすいのですが、明確な違いがあります。
はしごなどで登ると床スペースがあるロフトですが、実は建築基準法上は居室ではありません。
「小屋裏物置等」という収納として定義されているため、居室としての制限があります。
たとえば、エアコンの設置ができないことや、大きな窓を設けられないことなどです。
メゾネットにはこれらの制限はありませんから、夏や冬も空調で快適にすごせ、大きな開口部から日差しをたっぷり室内に取り込むことも可能です。
メゾネットの賃貸住宅で暮らすメリットとデメリット
さらにメゾネットの賃貸住宅での暮らしについて、メリットとデメリットを解説します。
通常の賃貸住宅にない多彩なメリットがあり、たとえば1階はリビングと来客時に使い、2階を寝室などプライベート空間として分けて使えます。
子育て家族は2階を子ども部屋にすれば、下階に住む入居者へ子ども足音やはしゃぐ声が伝わることを気にしなくてすみます。
また、共働きの夫婦やカップルにとっても、上下階が分かれていることにより、互いの生活リズムを邪魔せずに暮らせる点もメリットです。
デメリットは、平屋よりも掃除や洗濯に手間がかかる点です。
掃除機をもって階段を移動するのは手間だけでなく危険性もあるので、上下階にそれぞれ掃除機を置くと、快適ですね。
物件によっては、夏に2階が暑い場合などがありますが、これも上下階に空調機器を設置すれば、大きなデメリットとは感じないでしょう。
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