引っ越しはただでさえ、やるべきことが多くて面倒なものです。
赤ちゃんがいるご家庭では、落ち着いて荷造りをする時間がなかなか確保できませんし、荷物の量や手続きの種類も多いため、さらに慌ただしくなってしまうでしょう。
スムーズに引っ越しを終えるためには、事前に準備しておくことが大切です。
この記事では、赤ちゃんがいるご家族が引っ越しをする際の手順やポイント、注意点についてご紹介します。
ポイントは荷造り!子連れの引っ越しはシンプルな手順で負担を軽減
まだ目が離せない赤ちゃんがいるご家庭では、荷造りの最中に泣かれてしまったり、いたずらをされたりして、落ち着いて作業を進めるのは難しいでしょう。
荷造りのポイントは、赤ちゃんが寝ている間や赤ちゃんを預けられるタイミングで、できる限りの作業を進めてしまうことです。
短時間で荷造りするために、事前に不用品は処分し、持っていく荷物はどの段ボールに何を詰めるのかまで決めておくと良いでしょう。
赤ちゃんを預けることが難しい場合には、引っ越し業者のおまかせプランを利用するのがおすすめです。
サービス内容はコースにより異なりますが、荷造りから荷解きまで依頼できるプランもあります。
赤ちゃんがいると難しい、食器や大型家具の梱包をお任せすれば、負担を大幅に軽減できるでしょう。
荷造り以外の作業は、電気・ガス・水道・インターネットや自治体などの各所へ連絡する事務手続きがほとんどです。
子連れの引っ越しは転居後も大忙し!手続き漏れを防ぐ手順と注意点とは
子連れの引っ越しでは当日までが慌ただしいことはもちろん、引っ越し後の手続きも多々あります。
まずは赤ちゃんの泣き声などで迷惑をかける可能性があるため、早めに近所へ挨拶をしたほうが良いでしょう。
マンションなどの賃貸の場合は、両隣と上下の4件に挨拶するのが一般的です。
共働き家庭であれば、近隣の保育園の空き状態を確認しなければいけません。
また、児童手当の変更手続きも必要です。
きちんと申請しないと受給できなくなってしまいますので、自治体に確認して忘れずに届け出をしてください。
いざというときにすぐに受診できるよう、近隣の小児科を探しておく必要もあります。
赤ちゃんの予防接種を引き続き受けるためには、転居前の接種記録に漏れがないかをしっかりと確認したほうが良いでしょう。
母子手帳の内容は全国共通であるため交換手続きは必要ありませんが、「乳児検診の検診票」や「予防接種の予診票」は交換してもらう必要があります。
子ども医療費助成制度の受給券も申請や返納が必要ですので、忘れないようにしてください。