賃貸物件に住んでいる場合、いずれ退去する時がやってきます。
原状回復などの意味もあり通常は賃貸住宅から退去する時にも掃除をしますが、日頃から掃除は綺麗にしておきたいものですね。
今回は住宅の中でも特に汚れがちなキッチンに注目し、汚れの原因や掃除方法をご紹介したいと思います。
掃除を始める前に!賃貸住宅によくあるキッチンの汚れの原因とは?
キッチンは毎日使うものであり油や水を使う場所なので、汚れが付きやすい場所でもあります。
まずはキッチン汚れの原因を理解しましょう。
キッチン汚れの原因その1:油とホコリ
レンジフードや換気扇・ガスコンロなどのベタベタした汚れは、ほとんどが油と油に付着したホコリが原因です。
キッチン汚れの原因その2:カビと雑菌
排水口のぬめりなどの汚れは、食品カスや油汚れがたまって発生したカビや雑菌が原因となっています。
キッチン汚れの原因その3:水垢やせっけんカス
シンクなどは、水垢やせっけんカスが原因となり白っぽく変色した汚れが付着してしまいます。
賃貸物件のキッチンをきれいに!効果的な掃除方法とは
それぞれの原因に対応した掃除方法で、賃貸住宅のキッチンを綺麗にキープすることができます。
レンジフード・ガスコンロの掃除方法
賃貸住宅では物件によってレンジフードの形状が異なりますが、取り外したパーツを洗う方法は大体同じでも大丈夫です。
1.シンクに水またはぬるま湯を貯め、洗剤又は重曹を溶かし洗い場として準備する。
2.説明書に従って取り外したフィルターやファンを漬け、40分~1時間程度置く。
3.歯ブラシ等で汚れを落とし、お湯又は水で流し洗う。
4.水気を拭いて良く乾かしたら、元の位置に取り付ける。
排水口の掃除方法
化学反応を利用してカビや雑菌のぬめりを取ります。
1.排水口に、重曹パウダー、クエン酸パウダーの順に振りかける。
2.40℃前後のお湯をかけると発泡するので、そのまま30分程度置いておく。
3.ぬるま湯又は水で浮いた汚れを流す。
シンクの掃除方法
汚れの原因である水垢はアルカリ性、せっけんカスは酸性なので、その性質を利用して除去します。
1.酢水やクエン酸水といった酸性の溶液を準備し、水垢部分にスプレーする。
2.重曹水などのアルカリ性の溶液を準備し、せっけんカス汚れ部分にスプレーする。
3.スプレー後1時間程度置いておき、スポンジ等で汚れを取り、水で洗い流す。